認知症の理解
社会的な問題ともなっている認知症について理解しておくための講義
高齢化が進む日本において、認知症は釈迦的問題といっていいほど、増加傾向にあります。
ご高齢者の介護を考えたとき、認知症についての理解は重要な項目です。
認知症の理解は、認知症を取り巻く状況、医学的側面から見た認知症の基礎と健康管理、認知症に伴うこころとからだの変化と日常生活、家族への支援という4項目をそれぞれ1.5時間ずつ、合計6時間の講義を受けます。
認知症とは何か、そのケアは行うのか、その知識を深める講義です
認知症の概念をまず知る事、それから、その原因となる疾患や病態を理解すること、そして原因になる疾患別に行うケア、さらに認知症の方の健康管理、介護職の中でも重要な項目です。
認知症になる原因は様々です。
ご家族と離れた暮らし、一人ぽっちの生活が長く人と話すことがない、奥さん、夫を亡くした、仕事をやめた、骨折して療養生活の中で認知症になったなど様々です。
その原因と病態についても理解が必要ですし、その方にあった認知症介護は何かを知ることも必要です。
またトイレが一人でできない、風呂に入れない、ご飯をいつまでも食べている、全く食べようとしないなど、ご家族や介護職員が健康管理をしっかり行う事も必要となるため、健康管理への知識も必要です。
生活障害や行動の特徴を知る事、またご家族への支援を考える事
認知症の方々は全ての方が同じような行動になるという事はなく、それぞれ違う行動をとります。
徘徊する方もいれば、夜間家を出てしまう方もいます。
夜と昼が完全にひっくり返っている方もいますし、家族が全く認識できない方もいます。
どのような行動をするようになるのかを学ぶことも重要ですし、ご家族への負担は相当なものとなる事もありますので、介護を実際に行っている方への介護負担の軽減も考えなくてはなりません。
こうした認知症の方がいる暮らしについて、その行動や生活障害などを知り、必要な介護を行っていけるようにするための講義です。