介護職員初任者研修要綱
介護職員初任者研修が出来た過程
現在の介護保険制度において、複数の養成研修が存在することで、複雑な養成体系となっていることを解消するため、「今後の介護人材のキャリアパスを簡素でわかりやすいものにし、介護の世界で、生涯働き続けることができるという展望を持てるようにする必要がある」という提言がされました。
これを踏まえて、「訪問介護員養成研修2級課程」に変わるものとして介護職への入植段階の研修の位置づけとされたのが、新たに創設された「介護職員初任者研修」です。
介護職員初任者研修要綱
介護職員初任者研修の要綱は、第6章からなり、内容の概略は次のようなものです。
目的、基本方針、研修の過程及び内容等で第一章が構成されています。
第二章は事業者の指定等で、指定、指定の要件、指定申請の手続き、で構成されています。
第三章は、研修事業の開始で、届け出や、開講届、休講届、変更届、休止、及び再開届、終了証明書の交付、実績報告、助言・指導などです。
第四章は、研修事業の廃止で、廃止届けについての記述です。
第五章は、指導および調査で、実地調査等、勧告,命令そして、指定の取り消し、聴聞の機会です。
第六章は、書類の保存、その他、みなし規定などです。
これらの要綱は、都道府県ごとに定められており、ホームページなどから、閲覧することができます。
わかりやすくいえば、新しく介護に関する資格取得のシステムが、今までは複雑で、わかりにくかったので、新しく簡単な流れで資格を取得できるようにし、生涯それを使用して働くことができるということを謳ったものだということです。
確かkに以前は、何種類も資格があり、何を持っていればどういうことができるのかというはっきりとしたものがなかったため、介護の仕事をする人にとっても、不安な部分が多かったのだと思います。
改正されて、まとめられた資格は、わかりやすく、自分の位置との比較ができるので、これから取得するのも便利になったのではないかと思います。